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Macrium Reflectの使い方|SSDクローンを安全に作成する手順

Macrium Reflectの使い方|SSDクローンを安全に作成する手順
メグルテ編集部

HDDからSSDへ換装する際、Macrium Reflectの使い方が分からず不安に感じる方は多いでしょう。クローン作成の手順を誤ると、起動できなくなることもあります。

本記事では、最新版のMacrium Reflectを使って安全にSSDへクローンを作成する具体的な手順をわかりやすく解説します。

無料版でも失敗しない設定方法や、クローン後の確認・トラブル対処法まで網羅しているので、初めての方でも安心して作業を進められます。

この記事のポイント
  • Macrium Reflectの使い方を完全解説。インストールからクローン作成、起動確認まで初心者でも迷わず進められる手順を紹介。
  • 安全にSSDへ移行する方法。失敗を防ぐ確認ポイントやトラブル時の対処法、クローン後の設定調整までをわかりやすく解説。
  • 正しく判断するための基準。無料版と有料版の違いや、容量・形式の確認、作業前にチェックすべき要点を整理。

Macrium Reflectを使ってSSDへ安全にクローンを作成するポイントや注意点は、本文で詳しく解説しています!

Contents
  1. Macrium Reflectとは?特徴とできること
  2. Macrium Reflectのインストールと初期設定
  3. Macrium Reflectの使い方|SSDクローンを作成する手順
  4. クローン後にやるべき設定と確認事項
  5. トラブル対処法|クローン後に起動しない・認識されない時
  6. Macrium Reflectの便利機能と上級者向け設定
  7. Macrium Reflectの使い方でよくある質問

Macrium Reflectとは?特徴とできること

Macrium Reflectの基本概要と用途

  • HDDやSSDの内容をそっくりコピーする「クローン作成」や「バックアップ」に対応したソフトウェア。
  • 無料版でも商用レベルの精度と安定性を持ち、個人ユーザーに広く利用されている。
  • Windowsシステムをそのまま別のディスクに移行でき、再インストール不要で使い始められる。

Macrium Reflectは、英国Paramount Software社が開発したディスクイメージング・クローンソフトで、Windows環境でのシステム移行やバックアップ用途に特化しています。

特に、HDDからSSDへの換装や、故障前のディスクの完全コピーを作成したい場合に便利です。クローンを取ることで、OSやアプリの再設定が不要になり、短時間で快適な環境を再現できます。

無料版のMacrium Reflect Freeでも、個人利用であれば十分な機能を備えています。主な用途は「ディスククローン」「ディスクイメージの作成」「スケジュールバックアップ」などで、システムトラブルやストレージ交換時の強力なツールとして活用できます。

無料版と有料版の違い

  • 無料版はクローン作成・イメージバックアップなど基本機能を利用可能。
  • 有料版では差分バックアップ、自動スケジュール、暗号化、技術サポートが利用可能。
  • 無料版は商用利用不可で、将来的にサポート終了予定がある。

Macrium Reflectには複数のエディションがあり、無料版(Free)と有料版(Home、Workstation、Serverなど)で機能が異なります。一般的なSSD換装や個人バックアップには無料版で十分ですが、業務用途ではライセンス面で有料版が推奨されます。

特に、スケジュール機能や差分バックアップ、暗号化を用いたセキュリティ確保が必要な場合は、有料版の利用が有利です。

また、開発元は2024年以降、無料版のサポートを段階的に縮小する方針を公表しています。これにより、今後はトライアル版の利用や他ソフトへの移行を検討する必要があるため、公式サイトの最新情報を確認しておくことが重要です。

Macrium Reflectを選ぶメリットと他ソフトとの比較

項目Macrium ReflectEaseUS Todo BackupAOMEI Backupper
クローン成功率非常に高い(業務利用レベル)安定良好
無料版の機能クローン・バックアップ対応基本機能のみ制限付き
日本語対応一部メニューは英語完全日本語化完全日本語化
動作の安定性非常に高いやや軽量だが不安定な場合あり安定だがUIが複雑

Macrium Reflectは他の無料クローンソフトに比べ、動作の安定性と成功率が高く、業務レベルの精度を求めるユーザーにも支持されています。特に、セクタ単位で正確にコピーする仕組みや、ブート領域の再構築機能が強力です。

EaseUSやAOMEIは日本語対応や操作性の点で優れていますが、細かい設定やクローン時のエラー対応力ではMacrium Reflectが上回ります。英語表記に抵抗がなければ、より高品質な結果を得られる選択肢といえます。

Macrium Reflectのインストールと初期設定

ダウンロード手順と安全な入手先

  • 公式サイト(macrium.com)からインストーラーをダウンロードする。
  • 無料版を利用する場合は「Home Use(個人利用)」を選択する。
  • メール認証を経てダウンロードリンクが届く形式のため、迷惑メールフォルダも確認する。

Macrium Reflectは、必ず公式サイトからダウンロードすることが推奨されます。非公式な配布サイトでは旧バージョンや改変ファイルが含まれることがあるため注意が必要です。

公式サイトにアクセスしたら、トップページの「Home Use」または「Reflect 8 Free」などの項目を選び、個人利用版を選択します。

登録したメールアドレス宛に届くリンクからインストーラーをダウンロードし、セットアップを開始します。安全な通信を確認するため、URLが「https://www.macrium.com」から始まっていることを確認しましょう。

インストール時の注意点と初期設定

Macrium Reflectインストール
Macrium Reflectインストール
  • 最新版(v8以降)はインストール直後から日本語表示に対応している。
  • インストール手順は案内に従って「次へ」を押すだけで完了する。
  • レスキューメディア作成ツールは後からでも設定可能。

Macrium Reflectの最新版は、インストール直後から日本語表示に対応しています。以前のように英語表記で迷うことはなく、メニューや設定画面もすべて日本語化されています。

インストーラーの指示に従い、「次へ」「インストール」を順にクリックすれば、初心者でも問題なく導入できます。

途中で「レスキューメディアを作成しますか?」という確認が表示される場合があります。これは、Windowsが起動しなくなったときに復旧できるようにするための起動ディスク(USBメディアなど)を作成する機能です。

必要に応じて後からでも設定できるため、初回はスキップして構いません。

なお、旧バージョン(v7以前)では英語表記のままのことがありますが、最新版では公式に日本語化が行われており、非公式の翻訳パッチを使用する必要はありません。バージョンアップによる不具合のリスクも減り、安定した環境で安心して利用できます。

カスタムセットアップはSSD換装のためのクローン作製に使うだけなら、どれもチェック要らないです。私は利便性の為にデスクトップにショートカットだけ作成しました。

メグルテ編集部
メグルテ編集部

初回起動時に確認すべき設定項目

Macrium Reflectメイン画面
  • 自動更新(Automatic Update)の設定:頻繁な更新通知を避けたい場合は無効化。
  • ディスクの表示形式を「Disk Layout View」に変更し、クローン元と先を視覚的に確認。
  • バックアップ先のデフォルトフォルダを任意のドライブに設定。

初回起動後、まず確認すべきは表示設定と更新関連のオプションです。画面上部の「Other Tasks」→「Edit Defaults」で、自動更新や通知設定を調整できます。

また、ディスクレイアウトを表示して、クローン対象となるディスクが正しく認識されているかを確認してください。

「Backup」タブから「Create an image of the partition(s) required to backup and restore Windows」などの表記が見える場合、それがバックアップ操作に関するメニューです。

誤操作を防ぐため、最初のうちは「Clone this disk(このディスクをクローン)」のみを使用します。

ここまで設定すれば、Macrium Reflectを安全に使用する準備が整います。インストール後の動作確認も兼ねて、ディスクの一覧が正常に表示されることを確認しましょう

。表示されない場合は、USB接続ケーブルやSSDの接続不良が原因であることが多く、接続ポートを変えて再試行します。

Macrium Reflectの使い方|SSDクローンを作成する手順

クローン前の準備と確認ポイント

  • クローン元(HDD)とクローン先(SSD)の両方を正しく接続する。
  • SSDの容量がクローン元よりも同等以上であることを確認する。
  • パーティション形式(MBRまたはGPT)を事前に確認する。
  • 不要なデータを削除し、使用領域をできるだけ小さくしておく。

クローン作業を始める前に、まず確認しておくべき項目があります。特に重要なのはディスクの構成と容量の確認です。

Windowsの「ディスクの管理」機能を開き、クローン元がMBR形式かGPT形式かを確認しましょう。形式が異なるディスク間ではそのままクローンしても起動できないことがあるため、統一しておく必要があります。

また、容量の小さいSSDに移行する場合は、ドキュメントや一時ファイルを削除して空き容量を確保します。Macrium Reflectは使用領域だけをコピーしますが、容量が不足していると途中で停止する場合があります。

USB接続のSSDケースを使って接続し、エクスプローラーで正常に認識されていることを確認しておくと安心です。

ディスクの構成と形式(MBR・GPT)の確認

パーティション形式を確認するには、Windowsの「ディスクの管理」を開き、対象ディスクを右クリックして「プロパティ」→「ボリューム」タブを開きます。

ここに「パーティションのスタイル」として「MBR(マスターブートレコード)」または「GPT(GUIDパーティションテーブル)」と表示されます。両方のディスクが同じ形式であれば、クローン後の起動エラーを防ぐことができます。

クローン元とクローン先の容量をチェック

クローン先のSSDがHDDよりも小さい場合、Macrium Reflectはコピーを完了できません。使用容量を確認するには「ディスクの管理」や「エクスプローラー」でCドライブを右クリックしてプロパティを確認します。

HDDの使用容量がSSDの容量を超えないようにすることが大切です。

Macrium Reflectでクローンを作成する手順

Macrium Reflectメイン画面
  1. Macrium Reflectを起動し、一覧からクローン元となるHDDを選択する。
  2. 「Clone this disk」をクリックし、コピー先のSSDを指定する。
  3. 「Copy Partitions」を使ってパーティション構成を確認し、必要に応じてサイズを調整する。
  4. 設定を確認したら「Next」→「Finish」をクリックしてクローンを実行する。

Macrium Reflectを起動すると、接続されているディスクが一覧で表示されます。クローン元を正しく選択したら「Clone this disk」をクリックし、接続済みのSSDをターゲットとして指定します。

誤って逆に選んでしまうとデータが上書きされるため、選択時にはディスク容量やラベルを必ず確認してください。

次に「Copy Partitions」で、必要なパーティションをドラッグしてSSDに移動します。SSDの容量が大きい場合はパーティションを拡張し、小さい場合は最小限に調整します。

設定後に「Next」を押すと確認画面が表示され、「Finish」でクローンが開始されます。進行中は他の操作を行わず、完了まで待機します。

コピー範囲の確認とパーティション調整

コピー範囲の画面では、Windowsの起動に必要な「System Reserved」や「Cドライブ」などの領域が正しく選択されているかを確認します。不要なデータ領域を除外することも可能ですが、OS関連のパーティションを外すと起動できなくなるため注意が必要です。

クローン実行と完了後の確認

クローン処理の所要時間は、ディスク容量や接続方式(SATA/USB3.0など)によって異なります。一般的には100GBで20〜30分程度が目安です。完了メッセージが表示されたらMacrium Reflectを閉じ、PCをシャットダウンしてディスクを交換します。クローン完了後は、SSD単体で起動できるかを必ず確認してください。

クローン完了後の起動確認とSSD交換手順

  • PCをシャットダウンし、クローン先のSSDを内蔵ドライブに取り付ける。
  • BIOS設定を開き、起動順序をSSDが最上位になるように変更する。
  • Windowsが正常に起動すればクローン成功。

クローンが完了したら、いよいよ物理的にディスクを交換します。ノートPCの場合は底面カバーを外し、HDDを取り外してSSDを同じスロットに差し込みます。デスクトップではSATAケーブルと電源ケーブルをSSDに接続し、HDDを取り外してから起動します。

その後、電源投入時に「F2」または「DEL」キーを押してBIOS設定画面を開きます。「Boot Priority」または「Boot Order」の項目で、新しいSSDが最上位に設定されていることを確認しましょう。

設定を保存して再起動し、Windowsが通常通り立ち上がればクローンは成功です。

もし「No Boot Device」などのエラーが出た場合は、クローン時に起動パーティションがコピーされていない可能性があります。その際は再度Macrium Reflectを起動し、クローン元の全パーティションを含めてコピーをやり直すことで改善されることが多いです。

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クローン後にやるべき設定と確認事項

パーティション拡張でSSD容量を最大化する方法

  • クローン後のSSDでは、未割り当て領域が残る場合がある。
  • Windowsの「ディスクの管理」でパーティションを拡張する。
  • 拡張できない場合はMacrium Reflectの「Clone partitions manually」で調整可能。

HDDからSSDにクローンした際、特に大容量SSDに移行した場合は、ディスク全体が正しく使われていないことがあります。

これはクローン時に元ディスクと同じサイズでコピーされるため、残りの領域が「未割り当て」として残るからです。この状態ではSSDの一部しか利用できず、実際の容量よりも少なく表示されます。

解消するには、Windowsの「ディスクの管理」を開き、Cドライブを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択します。ウィザードに従い、未割り当て領域を統合すればSSD全体が使用可能になります。

もしグレーアウトして拡張できない場合は、Macrium Reflectで再度クローンを作成し、手動でパーティションサイズを指定する方法が有効です。

この操作によりSSDの性能を最大限活かすことができ、空き容量不足による動作遅延を防ぐことにもつながります。

Windowsの認識確認と不要HDDの処理

  • 新しいSSDが「Cドライブ」として認識されているか確認する。
  • 旧HDDを接続したまま起動するとドライブ文字が重複する可能性がある。
  • 旧HDDをバックアップ用として再利用する場合はフォーマットする。

クローンが完了してSSDから起動できたら、まずはWindowsが正しくSSDを認識しているか確認します。エクスプローラーで「Cドライブ」を右クリックし、「プロパティ」を開くと、ドライブの種類が「SSD」になっていれば成功です。

万一「HDD」として認識されている場合は、古いHDDが優先されている可能性があるため、旧ディスクを取り外して再起動します。

旧HDDを今後も利用する場合は、クローン元のデータがそのまま残っているため、混同を避けるためにフォーマットすることを推奨します。

「ディスクの管理」で対象ディスクを右クリックし、「ボリュームの削除」→「新しいシンプルボリューム」で再初期化すれば、バックアップ用ディスクとして再利用できます。

注意点として、フォーマット前に必要なデータが残っていないかを確認してください。特にデスクトップやドキュメントフォルダに保存されていた重要ファイルが残っている場合があります。

容量が異なるSSDへクローンした場合の対処法

  • 小容量SSDに移行する場合は使用領域を圧縮する。
  • 不要なファイル(動画・キャッシュ・ダウンロードなど)を事前に削除する。
  • クローン後に領域が不足している場合は外付けSSDやHDDを併用する。

クローン先のSSDがクローン元よりも小さい場合、使用領域を減らす必要があります。

クローンソフトは使用中のデータしかコピーしませんが、使用領域がSSD容量を上回ると途中で停止するか、クローン自体が失敗します。そのため、事前に不要データを削除しておくことが重要です。

特に削除効果が高いのは、動画ファイルや一時ファイル、ブラウザキャッシュ、ダウンロード済みインストーラなどです。Windowsの「ディスククリーンアップ」機能を利用すれば、安全に空き容量を増やせます。

また、写真や動画などサイズの大きいデータは、外付けHDDやクラウドストレージに一時的に移動させると良いでしょう。

万一クローン後にCドライブの容量が不足している場合は、アプリやゲームを別ドライブに移動することも可能です。Windowsの「アプリと機能」設定で、対象アプリを選択し「移動」を押せば他ドライブに転送できます。

これにより、SSDの性能を維持しつつ安定した動作環境を確保できます。

トラブル対処法|クローン後に起動しない・認識されない時

クローン後にWindowsが起動しない場合の原因と対策

  • 起動パーティション(EFIやシステム予約領域)が正しくコピーされていない。
  • BIOSでSSDが起動ドライブに設定されていない。
  • MBRとGPTの形式が一致していない。
  • USB接続でクローン後、そのまま起動しようとしている。

クローンが完了したのにWindowsが起動しない場合、最も多い原因は起動パーティションの不完全なコピーです。

Macrium Reflectでは「Clone this disk」を実行する際に、Windows起動用の小さなシステム領域(EFIやSystem Reserved)を除外してしまうと、SSDが起動できません。再度クローンを行う際には、ディスク全体を選択してコピーするようにします。

また、BIOS(またはUEFI)の起動順序が古いHDDのままになっているケースも多く見られます。この場合は、起動時に「DEL」や「F2」キーを押して設定画面を開き、「Boot Priority」を確認してSSDを最上位に設定します。変更後に保存して再起動すれば解決します。

形式の不一致(MBRとGPT)もトラブルの原因です。Windows 10以降ではUEFI起動の場合GPT形式が推奨されているため、クローン前に形式を統一してください。必要であれば、Microsoft公式ツール「MBR2GPT.exe」で変換が可能です。

SSDが認識されない・容量が違うと表示される場合の対処法

  • ディスク管理で「未割り当て」領域がある場合はボリューム拡張を行う。
  • ドライブレター(C, Dなど)が重複していると表示されないことがある。
  • 外付けケースや変換アダプタの接触不良も要確認。

クローン後にSSDが認識されない場合、まず「ディスクの管理」で状態を確認します。「未割り当て」と表示されていれば、フォーマットやボリュームの作成が必要です。

すでにパーティションが存在する場合でも、ドライブレターが重複していると表示されないため、右クリックから別のドライブ文字に変更します。

また、USB-SATA変換ケーブルやSSDケースの接触不良もよくある原因です。別のポートやケーブルで再接続すると改善することがあります。もしWindows上で一切認識されない場合は、別のPCで接続して動作を確認するのが効果的です。

容量が正しく表示されない場合は、クローン時にパーティションサイズを変更していない可能性があります。その際は、Windowsの「ボリュームの拡張」を実行するか、Macrium Reflectで「Clone partitions manually」を使い再設定を行いましょう。

エラー発生時の再実行・別ソフトでの代替方法

  • クローン中に「Error 9」「Read failed」などのエラーが出た場合はディスクの健康状態を確認する。
  • 再クローン時は「Verify image」を有効にしてエラーを検出しやすくする。
  • Macrium Reflectで改善しない場合はEaseUS Todo BackupやAOMEI Backupperに切り替える。

クローン中にエラーが表示される場合、まずはハードウェアの健康状態を確認します。特に古いHDDではセクタ不良が原因で読み取りエラーが発生しやすいため、「CrystalDiskInfo」などの無料ツールで状態を確認すると良いでしょう。

状態が「注意」や「異常」となっている場合は、新しいディスクにデータをバックアップしてから再試行します。

Macrium Reflectでは、「Advanced Options」→「Verify image after creation」を有効にすることで、クローン後に整合性チェックを行えます。これにより、データ破損の有無を自動的に確認できます。

もし何度試してもクローンが途中で止まる場合は、他の信頼性の高い無料ソフト(EaseUS Todo BackupやAOMEI Backupper)を試すのも一つの方法です。特にAOMEIは日本語表示に対応しており、初心者でも操作しやすい点が特徴です。

目的が「OSを新しいSSDに移行する」だけであれば、Macrium Reflectとほぼ同等の結果が得られます。

Macrium Reflectの便利機能と上級者向け設定

バックアップとディスクイメージの違い

  • クローンはディスク全体を1対1でコピーするのに対し、イメージは圧縮保存された復元データ。
  • バックアップは特定のパーティションやファイルを選んで保存できる柔軟な方法。
  • 緊急時にはイメージからシステムを丸ごと復旧することが可能。

Macrium Reflectは単なるクローンソフトではなく、バックアップ・イメージ作成ツールとしても高く評価されています。クローンがディスクの「完全複製」であるのに対し、イメージは圧縮された状態でバックアップファイルとして保存されます。

このため、物理的なストレージを交換せずとも、外付けHDDなどに保存して後で復旧することが可能です。

また、バックアップでは任意のパーティションを選択できるため、システムドライブだけを対象にしたり、データドライブのみを保存したりと柔軟に運用できます。

Macrium Reflectでは「Create an image of the partition(s) required to backup and restore Windows」を選択すると、起動に必要な領域を自動的に検出してバックアップしてくれます。

イメージの復元は「Restore」タブから行います。これにより、万が一SSDが破損してもバックアップファイルを使って元の状態を再構築できます。バックアップ運用を併用することで、クローンよりも安全性を高めることができます。

スケジュールクローン・自動化設定の方法

  • 定期的にクローンやバックアップを自動で実行できるスケジュール機能を搭載。
  • 曜日・時刻・間隔などを指定して自動バックアップが可能。
  • 外付けドライブを接続した時のみ動作させる設定も可能。

Macrium Reflectでは、有料版を中心にスケジュールクローン機能が搭載されています。これは指定した間隔(毎日、毎週、毎月など)で自動的にクローンやバックアップを作成する仕組みで、手動操作を省けるのが利点です。

定期的にデータを保護したいユーザーや業務用途では非常に有効です。

設定手順は、「Backup Definition Files」タブで作成済みのタスクを右クリックし、「Schedule」から実行タイミングを指定します。外付けSSDやNASへのバックアップにも対応しており、ネットワークドライブの指定も可能です。

また、オプションで「Wake the computer to run this task(スリープ解除で実行)」を有効にすると、電源を入れ忘れてもスケジュールが守られます。

無料版ではこの機能が制限されていますが、代替としてWindowsのタスクスケジューラと組み合わせることで自動化も可能です。「reflect.exe」をコマンドラインで実行し、引数でジョブを指定する方法を使えば、定期バックアップの自動化が実現します。

クローン時に除外できるデータの設定

  • 不要なパーティションやデータ領域を除外して効率的にクローン可能。
  • 特定フォルダや一時ファイルをスキップして処理時間を短縮。
  • 業務システムや仮想環境のバックアップ時に有効。

Macrium Reflectには、クローンやバックアップ時に特定の領域を除外する機能があります。

たとえば、大容量の動画フォルダやキャッシュ、一時ファイルなどをコピー対象から外すことで、クローン時間を大幅に短縮できます。これにより、SSDの寿命を延ばす効果も期待できます。

設定方法は、「Clone this disk」または「Image this disk」画面で不要なパーティションのチェックを外すだけです。

フォルダ単位で除外したい場合は、「Advanced Options」→「File and Folder Exclusions」からパスを指定します。ここに指定されたフォルダや拡張子(例:.tmp, .bak, .log)はクローン対象外となります。

除外設定を適切に使うことで、業務用PCや開発環境など、大容量データを扱う環境でも効率よくバックアップが可能になります。ただし、システム領域(CドライブやEFI)は除外しないよう注意してください。これを外すとWindowsが起動しなくなる恐れがあります。

Macrium Reflectの使い方でよくある質問

Macrium Reflectの無料版でもSSDクローンはできますか?

はい、無料版でもSSDへのクローン作成が可能です。個人利用に限られますが、HDDからSSDへシステムをそのまま移行する手順は有料版と同じです。スケジュールバックアップや暗号化機能は使えませんが、通常の換装作業なら無料版で十分対応できます。

クローン後にWindowsが起動しない場合はどうすればいいですか?

起動パーティションが正しくコピーされていない可能性があります。再度Macrium Reflectを起動し、ディスク全体を選択してクローンを作り直します。そのうえでBIOS設定を開き、起動ドライブをSSDに変更すると改善することが多いです。

クローン元よりも容量の小さいSSDにも移行できますか?

できますが、使用しているデータ量がSSD容量より少ない必要があります。事前に不要なデータを削除し、空き容量を確保してからクローンを実行しましょう。容量が超えているとエラーになります。

Macrium Reflectで「Clone this disk」が表示されません。どうしたらよいですか?

ディスクの認識に問題がある可能性があります。外付けSSDを使用している場合は別のUSBポートに接続し直し、再起動後に再度開きます。それでも表示されない場合は管理者権限で実行してください。

クローンにかかる時間はどれくらいですか?

ディスク容量と接続方式により異なりますが、100GBのクローンでおよそ20〜30分が目安です。USB3.0接続やSATA直結なら高速で完了します。大量データがある場合は1時間以上かかることもあります。

クローンが途中で止まってしまいます。どうすれば解決できますか?

ディスクの不良セクタが原因のことがあります。CrystalDiskInfoなどでHDDの健康状態を確認し、異常がある場合はまずバックアップを取ってから再クローンします。別のケーブルやポートを使用するのも有効です。

レスキューメディアの作成は必ず必要ですか?

必須ではありませんが、作成しておくとトラブル時に安全です。Windowsが起動しなくなった場合でも、レスキューメディアから起動してバックアップやクローンを復元できます。後からでも設定できるので、時間のあるときに作成するのが理想です。

Macrium Reflectと他のクローンソフトの違いは何ですか?

Macrium Reflectはクローン精度と安定性が高く、業務用としても利用されています。EaseUSやAOMEIよりも低レベルのディスク構造に忠実なコピーを行うため、起動トラブルが起きにくいのが特徴です。

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