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LANケーブルの劣化確認方法まとめ|速度低下や遅延の原因をチェック

LANケーブルの劣化確認方法まとめ|速度低下や遅延の原因をチェック
メグルテ編集部

最近ネットの速度が遅い、動画が止まるなどの不調を感じていませんか。実はその原因、LANケーブルの劣化かもしれません。ケーブルの寿命は意外と短く、外見がきれいでも内部で信号が弱まっていることがあります。

この記事ではLANケーブルの劣化を確認する方法や寿命の目安、交換すべきタイミングをわかりやすく解説します。速度低下の原因を正しく見極め、最適なケーブル選びで快適な通信環境を取り戻しましょう。

この記事のポイント
  • 通信が遅いときはまず測定と比較から。速度テストや別ケーブルでの比較を行えば、LANケーブルが原因かどうかを簡単に判断できます。
  • 劣化サインが出たら早めに交換。被覆のひび割れ・硬化・金属部の変色・通信の不安定化が見られたら、新しいケーブルへ切り替えましょう。
  • 環境に合ったケーブル選びが長持ちの鍵。屋内はCat6、屋外や長距離配線はCat6A以上や防水仕様を選ぶことで、速度と耐久性を両立できます。

LANケーブルの確認方法や交換時期の見極め方、環境別の選び方は本文で詳しく解説しています!

Contents
  1. LANケーブルが劣化するとどうなる?主な症状と原因
  2. LANケーブルの劣化を確認する方法【初心者向けチェックリスト】
  3. LANケーブルの寿命と交換タイミング
  4. 劣化を防ぐための対策と長持ちさせるコツ
  5. 買い替え時におすすめのLANケーブル選び方
  6. ネットが遅いと感じたときの原因切り分け手順
  7. ネットが遅い原因は回線?それともPC?見分け方と確認手順
  8. LANケーブルの劣化やネット速度でよくある質問

LANケーブルが劣化するとどうなる?主な症状と原因

劣化によって起きる代表的なトラブル

  • 通信速度が極端に遅くなる
  • インターネット接続が途切れやすくなる
  • オンラインゲームや動画視聴でラグやカクつきが発生する
  • ping値が安定せず、高い数値を示す
  • ケーブルを動かすと接続が切れるなど接触不良が起きる

LANケーブルが劣化すると、まず現れるのは通信の不安定さです。特にオンラインゲームや動画再生の際に「ラグ」「止まる」「遅い」といった体感的な不具合が顕著になります。

劣化したケーブル内部では、導線の酸化や被覆のひび割れが進行し、信号の損失やノイズ干渉が発生します。これによりデータの再送信が頻発し、結果的に速度が落ちるのです。

また、ping(通信の応答速度)値が上昇するのも特徴です。pingはオンライン通信の反応速度を表す指標で、数値が高いほど遅延を意味します。

例えば正常時20ms前後のpingが、劣化したケーブル使用時に100msを超えることもあります。これはデータ伝送が不安定になり、信号が正しく届かないために再送を繰り返しているからです。

さらに、物理的な劣化ではケーブルの根本やコネクタ部分が緩み、接触不良が起こります。少し触るだけで通信が途切れる場合は、被覆や芯線の折れ、内部のピンずれが疑われます。こうしたトラブルは放置すると完全に通信できなくなることもあります。

劣化を早める主な原因

  • 長年の使用による導線の酸化や金属疲労
  • 直射日光や高温多湿環境での使用
  • ケーブルを過度に曲げる、踏む、巻きつけるなどの扱い
  • ケーブル品質(安価・細線仕様など)による耐久性の違い
  • 屋外配線による紫外線・雨水の影響

LANケーブルの寿命は一般的に5〜10年程度とされていますが、使用環境によって大きく変動します。

特に直射日光や湿気の多い場所では、被覆(PVCやPE素材)が硬化・劣化し、内部の銅線まで酸化が進むケースがあります。屋外やベランダ経由での配線では、紫外線による被覆の変色やひび割れも起きやすくなります。

また、ケーブルを無理に曲げたり、家具の下に挟んだまま使用したりすることで、内部の芯線が徐々に切断されることもあります。これを「内部断線」と呼び、外見上は問題がなくても信号伝達が不安定になります。

加えて、安価なケーブルでは導線の純度やシールド構造が簡素なため、電磁波干渉の影響を受けやすく、結果的に劣化が早まる傾向があります。

このように、LANケーブルの劣化は年数だけでなく、設置環境や扱い方、製品品質の3つの要素が大きく関係しています。

LANケーブルの劣化を確認する方法【初心者向けチェックリスト】

まずは目視で確認:外観・端子・取り回しをチェック

  • 被覆(外側の皮)がひび割れたり変色していないか
  • コネクタ部分が緩んでいないか、ピンが曲がっていないか
  • ケーブルが強く折れ曲がったり、ねじれていないか
  • 長期間床に這わせたままでホコリや湿気が付着していないか

最初に行うべきは目視チェックです。LANケーブルは見た目の状態で劣化を判断できる場合があります。特に透明なプラグ部分が黄ばんでいたり、金属ピンが黒ずんでいる場合は、内部で酸化が進んでいる可能性があります。

ケーブルの表面が固くなったり、曲げた際にパキッと音がするようなら、被覆素材が硬化しているサインです。

ケーブルが家具や壁に押し付けられていると、その部分で芯線が圧迫されて断線することもあります。断線が部分的でも通信エラーが発生し、速度低下や接続不良につながります。まずはケーブル全体を手でなぞりながら、異常な箇所がないかを確認しましょう。

通信速度とpingを測ってみる

  • 速度テストサイト(例:USEN)で測定する
  • 下り(Download)と上り(Upload)の両方を確認する
  • ping(応答速度)とjitter(通信の安定度)も重要な指標

LANケーブルの劣化を判断するには、通信速度とping値の測定が有効です。上記のような無料サイトを使えば、1クリックで回線の状態を数値で確認できます。

測定結果の目安として、光回線の場合は下り200〜800Mbps、上り100〜500Mbps程度であれば正常範囲といえます。pingは50ms以下、jitterは10ms以下が理想的です。

一方で、電話回線を利用したVDSL方式(マンションタイプの光回線など)の場合、建物内では光ファイバーが直接引き込まれておらず、途中から電話線(メタルケーブル)に変換されます。

そのため速度は最大でも100Mbps前後となり、実測では下り60〜90Mbpsほどが一般的です。この場合は100Mbpsを超えなくても正常動作です。

もし測定結果が契約プランや方式の理論値より大幅に低い場合、LANケーブルやルーターの劣化、またはプロバイダ側の混雑が疑われます。特にping値が高い(100ms以上)場合は通信遅延が発生している可能性があるため、他の時間帯でも再測定してみましょう。

また、速度が日によって大きく変動する場合は、LANケーブルではなく回線の共有環境やマンション設備側の影響である可能性が高いです。夜間や週末だけ遅い場合は、ケーブル交換よりもプロバイダ変更や設備見直しを検討しましょう。

遅いからとLANケーブルに原因があるとは限りませんが、まずは自分の回線に問題があるのかどうかを確認した方が原因を追究しやすいです。

速度測定で数値が正常な場合、原因はLANケーブル以外にある可能性が高いです。主な要因としては以下が挙げられます。

  • ルーターの劣化や設定不良:古い機種や熱劣化により通信性能が低下しているケース。
  • Wi-Fiの電波干渉:電子レンジや他の無線機器の影響で通信が不安定になる。
  • 端末側の負荷や設定:バックグラウンド更新やセキュリティソフトによる速度低下。
  • 回線業者やプロバイダの混雑:特に夜間や休日は共有設備の影響で速度が落ちる。

つまり、測定結果が正常であればLANケーブルではなく、ルーター・無線環境・端末設定・回線側の混雑などを確認するのが効果的です。

メグルテ編集部
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他のケーブルに交換して比較する

  • 予備または新しいLANケーブルに差し替えて速度を測定
  • 速度・pingが改善する場合は、旧ケーブルの劣化が確定
  • 交換しても変化がない場合はルーターや回線側の問題を疑う

最も確実な判断方法がケーブルの交換比較です。古いケーブルを新しいものに差し替え、速度・ping・安定性を測定します。

もし通信が明らかに改善した場合は、旧ケーブルが劣化していたと判断できます。逆に変化がない場合は、ルーター・ONU・PC設定など他の要因が影響している可能性があります。

比較する際は、長さや規格(Cat5e、Cat6など)が異なると結果が変わるため、条件をなるべく揃えて行いましょう。また、LANケーブルの品質差も影響するため、信頼できるメーカーの製品を用いると精度が上がります。

LANケーブルテスターで断線・不良を診断する

  • 導通テスターを使って内部の配線をチェック
  • 正常な場合は全てのランプが点灯し、異常があると点滅や消灯が発生
  • ピン配列のずれや導線切れも判定可能

より正確に判断したい場合は、LANケーブルテスターを使う方法があります。テスターとは、ケーブルの両端に接続し、内部配線が正しく導通しているかを確認できる専用機器です。

正常であれば1〜8番までのランプが順番に点灯しますが、劣化や断線があると途中で消灯したり点滅が止まります。

この方法は外見では分からない内部の異常を見つけるのに有効です。導線の酸化やピンずれ、内部断線などを特定できるため、プロの現場でも用いられています。機器自体は安価なもので1,000〜3,000円程度から購入可能で、家庭でも十分扱えます。

これらのチェックを行うことで、自分のLANケーブルが劣化しているかを高精度で判断できます。次の章では、どのタイミングで交換すべきか、寿命やサインの目安を詳しく解説します。

LANケーブルの寿命と交換タイミング

一般的な耐用年数の目安

  • 家庭用LANケーブルの寿命はおおよそ5〜10年程度が目安
  • 高品質・高規格(Cat6A以上)のケーブルは耐久性が高く、10年以上使用できる場合もある
  • 安価なケーブルや細線タイプは3〜5年で劣化するケースも多い

LANケーブルの寿命は、素材・構造・使用環境によって大きく変わります。一般的なPVC(塩化ビニル)被覆タイプは5年ほどで硬化が始まり、曲げ部分からひび割れが発生しやすくなります。

一方、屋内配線用の高品質ケーブルや二重シールド構造を持つCat6A〜Cat7ケーブルは、適切な環境下で10年以上使用できることもあります。

ただし、寿命はあくまで目安であり、温度差・湿度・紫外線といった外的要因によって大きく前後します。特に夏場に高温になる場所や日光の当たる環境では、3年程度で劣化が進む場合もあります。

通信速度が不安定になったり、ping値が上がるようになった時点が、実質的な「交換のサイン」です。

劣化のサインが出たら交換すべきケース

  • 通信速度が極端に遅くなった、または不安定になった
  • ケーブルの外皮が固くなっている、またはひび割れている
  • プラグの金属部分が黒ずんでいる、ピンが曲がっている
  • ケーブルを動かすと通信が途切れる

LANケーブルは内部で酸化や断線が進んでいても、見た目ではわからないことがあります。しかし、通信の不安定さや途切れが増える場合は、内部で信号損失が発生している可能性が高いです。

特に、プラグ部分(RJ45コネクタ)の金属ピンが黒く変色している場合、酸化による接触不良が進んでいます。

ケーブルの表面が硬化して曲げにくくなっていたり、手で触るとパリパリと音がする場合も、交換のサインです。これを放置すると完全断線に至り、ネット接続が不可能になります。

速度低下やラグなどが頻発する際は、まず他のケーブルに差し替えて改善するかを確認し、明らかに変化がある場合は早めの交換を行いましょう。

ケーブルの長さや使用環境による寿命の違い

  • 長いケーブルほど信号減衰が大きく、劣化による影響も出やすい
  • 屋外や高温多湿環境では寿命が短くなる(3〜5年程度)
  • 屋内で短距離使用かつ定位置配線なら10年以上使用可能な場合もある

LANケーブルの寿命は、長さと設置環境によっても左右されます。長さが10メートルを超えると、信号の減衰やノイズの影響を受けやすくなり、わずかな劣化でも通信品質が低下します。特に細いケーブルや単線タイプでは、曲げや圧迫によるダメージが蓄積しやすい傾向があります。

また、屋外やベランダを経由する配線は、紫外線・雨水・温度変化によって劣化が加速します。このような環境では、屋外専用のUVカット・耐水仕様ケーブルを選ぶことが重要です。一方で、屋内で短距離配線し、定位置で動かさない場合は10年以上使えるケースもあります。

寿命を延ばすためには、ケーブルを無理に曲げない、床や壁に固定して動かさない、直射日光を避けるなどの配慮が有効です。環境に合ったケーブルを選び、定期的に状態を確認することで、通信トラブルを防止できます。

劣化を防ぐための対策と長持ちさせるコツ

曲げ・圧迫・巻き癖を防ぐ配線の工夫

  • ケーブルを急角度に曲げない(最小曲げ半径は直径の約4倍が目安)
  • 家具の下や扉の隙間など、圧迫される場所に配線しない
  • 束ねる際は緩やかにまとめ、強く巻きつけない

LANケーブルの内部には8本の細い導線が通っており、無理な曲げや圧迫は内部断線の原因になります。特にデスクの脚や家具の角で折れ曲がっていると、外観に問題がなくても信号が通りにくくなります。ケーブルを配線する際は、カーブを描くように緩やかに通すことが大切です。

また、ケーブルを収納する際に強く巻きつけると、巻き癖がつき内部に応力がかかります。再使用時に曲がった部分で接触不良が起きるため、収納時は8の字巻きなどテンションのかからない方法でまとめましょう。配線ルートを見直すだけでも、寿命を2倍以上延ばすことができます。

屋外・高温多湿環境での防水・紫外線対策

  • 屋外配線には「UVカット・耐水仕様」のLANケーブルを使用する
  • 直射日光が当たる場所では配線チューブやモールで保護
  • 屋外用LANケーブルはPE(二重被覆)タイプが推奨

屋外やベランダを通す配線では、紫外線と湿気が劣化を加速させます。一般的な屋内用ケーブル(PVC素材)は紫外線で硬化し、1〜2年で被覆が割れることもあります。屋外利用には、耐候性に優れたPE(二重被覆)タイプや「屋外用」と明記されたケーブルを選ぶと安心です。

また、雨風が直接当たる環境では、防水コネクタやケーブルモールで露出部分を覆い、浸水を防ぎましょう。エアコンダクトやサッシの隙間を通す場合も、シーリング材で隙間を塞ぐと湿気侵入を防げます。

屋外用ケーブルは多少高価ですが、屋内用を頻繁に交換するよりも結果的にコストを抑えられます。

ケーブル固定・保護チューブなどの補強方法

  • ケーブルを床や壁に沿わせ、結束バンドやモールで固定する
  • 可動部分(デスク下など)にはスパイラルチューブで保護
  • 配線時にたるみを持たせてテンションを避ける

LANケーブルを長持ちさせるためには、物理的なストレスを減らす固定が重要です。床を這わせたままだと掃除や椅子の移動で踏まれるリスクがあり、徐々に被覆が削れていきます。ケーブルモールや結束バンドで壁際に沿わせることで、摩耗や引っ張りを防げます。

デスク下やモニター裏など動きの多い場所では、スパイラルチューブや配線スリーブを使うと効果的です。ケーブル全体を覆うことで、引っ張りによる断線やホコリの付着を防止できます。

固定の際はケーブルをピンと張らず、少したるませることでテンションを逃がすのがポイントです。

これらの対策を組み合わせることで、LANケーブルの寿命は大幅に延ばせます。特に屋外や可動部分での劣化は予防が効果的であり、定期的な清掃や点検も併せて行うと通信の安定性が長期間維持されます。

買い替え時におすすめのLANケーブル選び方

規格(Cat5e/Cat6/Cat6A/Cat7)の違いと選び方

  • Cat5e:最大1Gbps(一般的な家庭利用向け・コスパ重視)
  • Cat6:最大1Gbps(ノイズ耐性が強く、在宅勤務にも最適)
  • Cat6A:最大10Gbps(高速通信・オンラインゲーム向け)
  • Cat7:最大10Gbps(二重シールド構造で安定性が非常に高い)

LANケーブルを交換する際は、通信規格(カテゴリ)を意識することが重要です。カテゴリは「Cat(カテゴリー)」の数字が大きいほど、対応速度とノイズ耐性が向上します。現在主流の家庭用回線ではCat6が最もバランスが取れており、1Gbps回線の性能を十分に活かせます。

一方、10Gbps対応の高速回線(NURO光10Gなど)を使用している場合は、Cat6AまたはCat7の使用が推奨されます。

Cat7はシールド構造により外部ノイズを防ぎ、長距離配線やオフィス環境でも安定した通信が可能です。ただし、価格がやや高く、ケーブルが太く取り回しにくい点には注意が必要です。

多くの一般家庭では、Cat6を選べば十分です。古いCat5eを使っている場合は、ケーブル交換だけで通信速度が大幅に改善するケースもあります。

用途別おすすめ(在宅勤務・オンラインゲーム・屋外配線など)

  • 在宅勤務・動画視聴:Cat6(コスパ重視・安定通信)
  • オンラインゲーム・大容量データ通信:Cat6A〜Cat7(低遅延・高ノイズ耐性)
  • 屋外・長距離配線:Cat6A以上+耐候・防水仕様
  • 集合住宅・VDSL方式:Cat6で十分(回線自体が100Mbps上限)

利用環境によって最適なLANケーブルは異なります。オンラインゲームや動画配信では、遅延を抑えるためにCat6A以上のケーブルを選ぶと快適です。一方、マンションタイプのVDSL回線を利用している場合、回線側が100Mbps上限のため、Cat6でも性能的に十分です。

屋外配線では、耐候性・防水性を備えたPE被覆タイプが必須です。また、長距離配線(10m以上)の場合は信号減衰を抑えるため、シールド付きケーブル(STPまたはS/FTP)を選ぶと安定します。

安価なUTPケーブルは軽量ですが、電磁波干渉を受けやすいため、PC周辺機器が多い環境では注意が必要です。

ご家庭で仕事したり、動画見たりバリバリとネット使いたい方は、値段も大して変わらないのでCat6Aを買っておけば間違いないです。

メグルテ編集部
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性能・価格・耐久性の比較表

規格最大通信速度耐ノイズ性参考価格(1m)耐用年数の目安おすすめ用途
Cat5e1Gbps約150円〜3〜5年軽いネット閲覧・メール
Cat61Gbps約200〜300円5〜10年動画視聴・在宅勤務
Cat6A10Gbps非常に高い約400〜600円8〜12年オンラインゲーム・高速回線
Cat710Gbps最強約700円〜10年以上長距離・業務用途・屋外

価格差はありますが、Cat6以上なら一般家庭では性能面で十分です。ケーブル交換の際は、接続機器(ルーターやPC)が対応しているかも必ず確認しましょう。非対応機器を使っている場合、性能が発揮されないことがあります。

選ぶポイントは、通信速度の上限・設置環境・コスパの3点です。性能に余裕を持たせつつ、必要以上に高規格を選ばないのが賢い買い方です。

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ネットが遅いと感じたときの原因切り分け手順

LANケーブル以外の要因(ルーター・回線・PC設定)

  • ルーターやONU(モデム)の不調:長期間電源を入れっぱなしだと熱で性能が低下するため、月1回の再起動が効果的。
  • Wi-Fiの電波干渉:電子レンジやBluetooth機器が近くにあると通信が乱れる。
  • PCやスマホ側の負荷:自動アップデートやセキュリティソフトが通信帯域を消費している場合がある。
  • 回線事業者やプロバイダの混雑:夜間や休日など利用者が集中する時間帯に速度が落ちるのは典型的な症状。

LANケーブルの劣化を疑う前に、まず確認すべきなのが機器や回線側の要因です。ルーターやONU(モデム)は精密機器のため、内部に熱がこもると処理能力が低下します。半年以上電源を切っていない場合は、再起動するだけで速度が改善することもあります。

また、Wi-Fiを利用している場合は電波干渉の影響も無視できません。電子レンジ、コードレス電話、Bluetoothスピーカーなど、2.4GHz帯を使う機器が同時に稼働していると通信が不安定になります。有線接続に切り替えて速度を比較すると、問題の切り分けが容易になります。

さらに、PCやスマホ側のソフトウェアも速度に影響します。バックグラウンドで動作しているクラウド同期やセキュリティスキャンが帯域を消費している場合、通信が遅くなることがあります。一時的にそれらを停止して速度を確認するのも有効です。

劣化を疑う前に試すべき速度改善チェックリスト

  1. ルーター・ONUを再起動する(電源を10秒以上切って再投入)
  2. LANケーブルを別のポートに差し替える
  3. 速度テストを複数時間帯で実施して比較する
  4. Wi-Fiと有線接続の速度差を確認する
  5. バックグラウンドアプリや更新プログラムを一時停止する
  6. ルーターの設置場所を見直す(高温・密閉空間を避ける)

これらの手順を試すことで、問題の原因を段階的に切り分けることができます。特に速度が一時的に改善する場合は、LANケーブルではなく機器の動作安定性や回線の混雑が要因です。逆に、どの時間帯でも常に遅い場合はケーブルの劣化や内部断線の可能性が高まります。

チェックリストの中でも、速度テストを時間帯を変えて複数回行うのは効果的です。夜間だけ遅い場合はプロバイダの混雑、常時遅い場合はLANケーブルやルーターの問題、一定周期で切断が起きる場合はONUやLANポートの接触不良が疑われます。

最終的に、他の要因をすべて除外しても速度が改善しない場合に、LANケーブルの交換を検討しましょう。新しいケーブルに変えて速度や安定性が回復すれば、劣化が原因であったと判断できます。

ネットが遅い原因は回線?それともPC?見分け方と確認手順

1. 通信速度テストを行う(USENなど)

速度テストで下り・上り・pingの数値が明らかに低い場合(例:契約が1Gbpsで実測20Mbps以下など)は、回線側の問題が考えられます。逆に速度が正常なら、PC本体の処理や設定が原因です。(マンションなどの電話回線の場合は下り60〜90Mbpsになりますが正常です)

2. 他の端末でも同じ症状が出るか確認する

スマホや別のPCで同じネット回線に接続し、速度を測ってみましょう。全ての端末で遅いなら回線・ルーター・ケーブル側の問題、特定のPCだけ遅いならそのPCの動作環境に原因があります。

3. PCの動作が重い場合の典型症状

  • ブラウザの起動やタブ切り替えが遅い
  • マウス操作や文字入力にも遅延がある
  • CPU使用率・メモリ使用率が常に高い(80%以上)

これらが当てはまる場合は、回線ではなくPCの処理負荷が高い状態です。タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開き、CPUやメモリの使用率を確認しましょう。特定のアプリが重い場合は、そのソフトを終了または削除することで改善します。

4. 回線が遅い場合の典型症状

  • 動画や配信が途中で止まる
  • ブラウザの読み込みだけ遅いが、PC操作自体は軽い
  • オンラインゲームで「ラグ」や「接続切れ」が発生する

これらは通信経路上の問題が中心です。LANケーブル・ルーター・プロバイダ混雑・VDSL回線などの確認が必要です。

要するに、他の端末で再現するかどうか+速度テスト結果+PCの処理負荷を見れば、どちらが原因か明確に切り分けられます。通信速度が正常でPCだけ重いならハードウェアや常駐ソフトの最適化を、全端末で遅いならLANケーブルや回線設備の見直しを行いましょう。

LANケーブルの劣化やネット速度でよくある質問

LANケーブルが劣化するとネットが遅くなるのはなぜですか?

内部の導線が酸化したり断線したりすることで、信号が弱まり再送信が増えるためです。結果として通信速度が低下し、ping値が上がったり動画が止まったりする現象が起こります。

LANケーブルの劣化を見分ける簡単な方法はありますか?

まず見た目の確認を行い、被覆のひび割れやプラグの変色がないかを見ます。次に速度テストサイトで回線速度を測定し、明らかに低い場合は他のケーブルと交換して比較するのが効果的です。

速度テストの数値が正常なのにネットが遅いのはなぜですか?

LANケーブルが原因ではない可能性が高いです。ルーターやPCの負荷、Wi-Fiの電波干渉、または回線業者の混雑が原因である場合があります。他の端末でも同じ症状が出るか確認すると特定しやすくなります。

LANケーブルの交換時期を見極めるポイントは?

速度が以前より明らかに遅くなった、ケーブルが固くなった、動かすと接続が切れる場合は交換のサインです。特に5年以上経過しているケーブルは、見た目がきれいでも内部が劣化している可能性があります。

LANケーブルを変えても速度が改善しない場合はどうすればいいですか?

その場合はルーター・プロバイダ・PC設定など他の要因を確認しましょう。ルーターの再起動、別ポートへの接続、他の時間帯での速度測定などを行い、問題箇所を切り分けると原因を特定しやすくなります。

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